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執筆者「みや」の想いや考えを共有して、共感出来る人に繋がりたい。その中で、視点や考え方が読んでくださった方に役立てばと思います。

ゾロの傷から見るONE PIECEの面白さ

今回は前々から思っていた大ヒット漫画である「ONE PIECE」のここが凄いな!という「みや」ならではの作品の見方と言いますか、感じたことを記事にしていきたいと思います。

 

特に序盤のバランスというか展開の仕方がとても秀逸で、キャラの特性や性格は勿論のこと尾田栄一郎先生の凄さってこういうところだと感じているんですよね。

 

 

ONE PIECEの面白さや凄さで目が行きがちなのが、伏線やその他設定の作り込み、様々な作品や史実の引用を巧みに活用しているところなことが多いんですけど、そういうのを抜きにしてもとても上手いと物書きの視点として感心することが多いんです。

 

 

 

 

 

ゾロと傷

 

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麦わらの一味の加入一人目であるロロノア・ゾロは世界一の剣豪を目指している一味の副船長的な立ち位置である。

 

そんなゾロは作中での傷、ダメージの多さや規模がルフィに並ぶ程の死闘を繰り広げていることが多い。

 

一味の中で唯一の純粋な戦闘員であることから、敵の中でも強者と戦うことが多く、潜り抜けている修羅場の数が他のクルーとは一味違う。

 

 

2年後の新世界編では未だにその実力の底は見えておらず、現時点2019年7月時点でも苦戦はしても接戦、死闘と呼べる戦いはまだされていない。

 

しかし、その前では多くの戦いを乗り越えており、その度にファンを熱くさせ、強さと格好良さを見せてくれている。

 

 

その中でも一番有名なのはやはりこのシーンでの傷。

 

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ゾロというキャラクターを確立させた名シーンであり、名セリフ。

今回の記事でもこの傷が作ってくれた展開も書いていくつもり。

 

 

しかし、まずは順序を踏まえて追って行こうと思います。

 

 

ゾロは傷で実力が出せないことが多い

 

ここで今回の記事のキモを書いておきます。

物語当初からゾロの強さは既に『東の海』でトップクラスで、万全な状態でまともに戦っていればアーロンですら倒せていたのでは、と考えています。

 

しかし、何の苦戦もなく勝っては面白味もないですし、かと言ってこの時点での戦闘で無駄に苦戦していてもゾロというキャラのアイデンティティが怪しくなってしまいます。

 

そんなゾロの最初の相手がこちら。

 

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曲芸のカバジ

バギー海賊団の参謀長で、左だけ長い前髪と長いマフラーが特徴の剣士。一輪車や独楽を駆使し、曲芸師の如く戦う。 

完全に尾田先生の遊び心がいっぱいのキャラで、普通に戦ってなくてもゾロに完敗してしまう様な実力の持ち主です。

 

しかし、このカバジとの一戦の前に船長であるバギーと戦っているゾロ。

ゾロはボスであるこのバギーを簡単に切り捨てます。

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呆気ない程一瞬で終わったかと思ったこの戦いですが、その結末は既に知ってる方がほとんどだと思います。そう、バギーはバラバラの実のバラバラ人間で、斬撃を無効化出来るキャラクターだったんですよね。

 

その結果、倒したと油断したゾロはその能力により、後ろから刺されて傷を負ってしまいます。

 

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ゾロ、一生の不覚。

 

 

後々の戦いからすれば、ゾロにとってこれくらいはかすり傷程度なんですが、この時は致命傷となっており、ゾロはカバジに対してかなりのハンデを背負うことになりました。

 

悪魔の実の能力者というのもルフィしか知らなかったので、この時のゾロを責めることは出来ません。

 

 

この様に、この傷がなければゾロ対カバジの戦いは何の障害にもならなかっただろうし、その後のルフィ対バギーの戦いの凄さを物語る上で欠かせない一戦であり、傷だったと思います。

 

また、その後にきっちりカバジに圧勝して、やることもやっているので、ゾロの株はそこまで下がる訳でもありませんでした。

 

それどころか、ゾロの覚悟を見せてくれる場面が際立ちましたよね。

 

また、この時ルフィは鉄の檻に入れられていて、ゾロが戦うしかなく、バギーにやられた後にルフィの「逃げろ!ゾロ!」に対しての「了解」など、二人の信頼関係を感じさせるシーンもしっかり描かれていたところも熱い。

 

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アーロンも慄くミホークの切り傷

 

ONE PIECE 10 (ジャンプコミックス)

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続いてはアーロン率いる魚人海賊団でのゾロです。

 

冒頭の画像、世界最強の剣士ミホークに敗れたゾロは何とか命を取り留めたものの、まだまだ重症です。

それでも下っ端の魚人達相手には余裕で勝っていることから、ゾロのこの時点での実力の高さを感じさせます。

 

しかし、幹部の剣士であるハチとの戦いはその傷によって、苦戦します。本来なら立っているだけでも辛い傷。ゾロの並並ならぬ精神力の強さはこうした序盤で定着していっている。

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この後ハチを撃退するゾロ。

この戦いも万全であれば、大した苦戦にはならなかったに違いない。

 

傷とはまた違うが、ウソップ編では得意ではない一刀流で戦う羽目になったことから苦戦することになりました。読者も「三刀揃ったらあんな奴等!」と手に汗握ったことでしょう。

 

 

そして、アーロンと対峙するゾロですが、大した傷も与えられず、やられてしまいます。

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しかし、アーロン自身も「万全の状態だったら傷の一つくらいは」と言っていたので、アーロンもゾロの強さは認めていた様です。

 

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こんな傷でアーロンに勝てなくても、ゾロが弱いなんてことはなく、むしろ凄さがより読者に伝わってきますよね。

 

 

ONE PIECEはこうした”ただ敵に勝つ強さ”だけではないところでキャラクターの強さや信念、または意志を見せるのが本当に上手い。

 

 

その上で、最後は船長であるルフィがしっかり倒してくれるものだから、読者からも仲間からの信頼と期待も高まる訳です。

 

 

こういった風な描き方をされているから未だに、

 

 

ルフィとゾロはどっちが強いんだ?

 

 

といった討論がされ続けているんでしょうね。

これが悟空とベジータだったら、悟空ってなっちゃう。

 

 

ゾロが勝てなかった相手にルフィが勝っても、ぶっちゃけどっちが強いんだ?って思わせる描き方をしている尾田先生はやはり漫画が上手い人なんだと思う。

 

 

別枠ホーディ戦

大分進みますが、魚人島でのゾロ対ホーディ戦もうまい。

普通に戦ったらゾロの圧勝で、ここで戦いが終わりかねないというのに、水中戦での呼吸限界が故に倒しきれなかった。そして捕まるというのも、強さとは別の部分なので、誰もゾロが負けたとは思っていないでしょう。

 

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というか水中でも魚人相手に圧倒してるゾロ先輩がヤバい。

これがただのバトル漫画だったら、ホーディがかませで終わるだけだけど、それでは魚人島の問題は解決していなかったので、この後の展開的な捕まりは仕方ない。

 

まとめ

こんな様に、ゾロの傷一つとっても語れてしまうのがONE PIECEという作品なので、まだ読んでない人も今更とは思わず読んでみて欲しい。 

 

きっと好きになれるキャラや話があると思う。

大分長いけど、アラバスタ編まででも読んでみて欲しい。

 

ちなみにまだまだ傷について語れる箇所はあったりする。

 

  • Mr.3の時の足の傷
  • Mr.1との戦闘の傷
  • くまの能力でのダメージ引き受け
  • そこから繋がる黄猿戦
  • 目の傷

などなど。

 

序盤はとにかく戦いと話の展開の仕方が上手くて、主人公のルフィのミスで窮地になったり、またそのおかげで大逆転出来たりと書いていて楽しかったに違いない。

 

評判が良ければルフィの行動から起こる展開の上手さとか書いてみたいと思います。

 

 

「みや」

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